「はあぁぁ〜〜辞めたいな〜」
「もう限界・・辞めようかな・・・」
そう思っている美容師さんに
現役美容室オーナーが「美容師を辞めてしまう原因と対策」をご紹介します。
特に元気付けようとか、前向きに考えてもらおうとか、
自社に誘導しようとか
全く考えてはなく、
現実的にありのままをお伝えします。
あ、改めましてこんにちは
市川市妙典にある美容室 nilsのオーナー川村です。
目次
美容師を辞めてしまう原因
① 手荒れ
これは全く持って仕様がありません。
そもそも美容師は水仕事ですからね〜
昔から美容師用の手肌のハンドケアなどが出ておりますが
ほぼ効果無し。というか働いていると歯止めがききません。
では、美容師の手が何故荒れるかというと、
手が、【濡れたり・乾いたり】を繰り返す事がメチャメチャ多いからです。
そうすると手に油分が全くない状態が続くワケですよ。
それで切れたり、肌が弱ったりするんですね。
「薬剤」のせいでも「シャンプー」が悪い訳でもございません。
【濡れたり・乾いたり】を無くすことが、どーしてもできない商売なので、
もういっその事、美容師ごと辞めてしまうと言ったケースが多いのです。
なんせあの手荒れの痒いこと、イタいこと・・・
ボロボロになった自分の手を見てモチベーションも下がりました。
それに女性は特にキツイはずです。
キレイでいたい事とは真逆ですもん。
なかなか耐えられないですよね?
「辞めたい」と思ってしまうかもしれない。
【手荒れ】対策として
美容師として働いていく以上、手荒れは、ほぼどうすることもできないのですが、
対策の一つとして、唯一コチラの手袋が素手に一番近く、
お客様も手袋と感じにくいんじゃないかと言われています。
(もちろん技術力次第です)
弊社のスタッフも使っています。
とにかく濡らす回数をできるだけ減らす。
それしか改善方法は無いかと思います。
美容院の方針によってですが、
今は手袋シャンプーOKなところはけっこうあるみたいですね。
(実際、ウチのサロンも個人に任せてますが、やってます)
② 人間関係
往々にしてどこの組織、会社、いや世界や社会でもこの問題は免れないですよね?
いやもう長年言われているこの問題は、自分自身の在り方にかかってます。
② 【人間関係】の対策として
対策という対策はないと思いますが・・・。
一つ言えるのは、
自ら他人に対して興味を持ち、笑顔を絶やさず、アクションを起こせば
だいたい問題は解決します。
大体、サロン内の揉め事といえば
「あの人はバックルームでスマホいつも見てるけど何やってるの?」
「私だけ掃除ばっかり・・あの人いつも手伝ってくれないな」
「いつも気付くのは私・・・」
とかまあそんな事でイライラし始めるんですよね。
これが、お店のルールで決まってるのなら
直してもらうべきなんですが
もし自分の美容師としての価値観、社会人としてこうあるべきと言うのを
単に押し付けるようでしたら、それはNGです。
決まってないのであれば店でルール化しましょう。
まあ、でも世の中には色んな人がいますけど、
相手を変えようとは思わないこと。
上司にしろ、部下にしろ基本、人は変わりません。
(本人に変わる気があれば変わります)
自分が中心となってやれるまで精進するか、
相手を考え、接してきたつもりだったけどムリであれば
あきらめるしかないですね。
その人を実力的にも結果的にも抜かしてしまえば
また周りも変わってくるかもしれませんね。
③ 拘束時間の長さ
これは美容院の営業形態、店内の構造にかかっています。
私も昔は意味も無く時間外に拘束されるのがとてもイヤだった為、
事業主になった今はなんとか営業(就業)時間内に全てを収める様、考えを張り巡らせています。
(弊社では現在19時30分には全員帰宅できます)
練習もパーテーションで区切って、営業中にしております。
自分の時間もある程度無いと自分でいっぱいいっぱいで
人に気遣いができる余裕がなくなりますからね。
③ 【拘束時間の長さ】対策
こちらも③と同様に対策は「ない」と言っていいでしょう。
この【拘束時間の長さ】が大きな原因で美容師を辞めてしまうという人に
なんと言って良いのか正直分かりません。
かと言って黙っていても何も始まらないので、
考え方を少し変えて、「休憩時間」などの空いた時間を大切に何か他の事に費やす。
という考えは如何でしょうか?
拘束時間が長いのなら、職場でしか出来ない何かを見つけ、空いた時間を見つけて没頭するなど。
考え方一つで、クリアできる事はないでしょうか?
少し参考にしてみて下さい。
④ その拘束時間に対しての給料の低さ
これは別コラムで参照しております(下記参照)
アシスタントの時、時給に換算するといくらなんだろう?
って考えたときありますが、
低すぎて笑いましたw
これも限られた時間内でしっかり売上と利益を出せる仕組みを社長が作らなくてはいけませんね。
⑤ スタイリストまでの期間の長さ
これも色々なサロンが取り組んでますね。
だって長ければ長い程、いいかって言ったらそうでもないですもん。
4〜5年かけてデビューしたのが27、8くらい
それからお客様が爆発的に増えればいいですけど
増える人でも1〜2年はかかります。
そうなるとまともに給料が上がるのが30越えてからが多いです。
なかなか厳しいですよね?
なのでアシスタント途中で辞めてしまう方も多いです。
本人のモチベーション維持も問題ですね。
【スタイリストまでの期間の長さ】への対策
ただ美容師は技術職でもあり、大人の方を相手する人間性も磨いていかなければならないので中途半端にお客様を担当させる訳にもいきません。
短期で、しかもクオリティ高いスタイリストを育成するのが今後の美容院のミッションですね〜。
さあ、美容師の辞めたい理由をわかる限りで述べてみました。
まとめ
どうでしょう?
こう見るとネガティブなことばっかりです。
冒頭にも伝えたようにムリにポジティブに持っていくことはしません。
ここをしっかり真正面から受け止めて
壁を突破できるものだけが
人気美容師として花開く・・・・のかな?
今はしっかりと体制を整えた会社も多くなってきていますが
全ては自分次第です!
ではー
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